火災誌 315号(VOL.61, No.6, 2011) 2011年12月

東日本大震災と原発問題 鶴田 俊(1)
東北地方太平洋沖地震における浦戸諸島の被害状況と対応行動 小関公明(8)
東日本大震災についての体験記 ⑵ 茨木 博(14)
環境配慮型林野火災用泡消火剤の開発 石﨑 幸,上江洲一也(17)
元禄地震における江戸の火災被害 西田幸夫,古川加奈子(23)
別府市強風下延焼火災の調査 その1 延焼状況・消防活動
杉井完治,篠原雅彦(29)
太陽光発電システムを付帯した住宅火災の火災見分時における安全対策
大塚 敏(33)
東京消防庁における住宅用火災警報器設置促進の取組みとその効果
東京消防庁防災部防災安全課(39)
火災研究と生物学の交差点 小西忠司(44)
日本火災学会論文集 第61巻第3号の概要 (49)
研究室リレー:諏訪東京理科大学 須川研究室 今村友彦(50)
<消防機関における研究活動報告(第27回)>
寝具類の一部に防炎品を用いた時の火災抑制効果に関する検証 飯田明彦(54)
火災・災害ニュース (60)
国際会議情報 (62)
火災誌第61巻(2011年)の年間目次 (63)
会告

Vol.61 No.6 2011.12  日本火災学会発行

平成23年度 日本火災学会講演討論会のご案内

題目:「なぜ火災で人は亡くなるのか-火災時のガス毒性に関する諸要因について-」

近年,火災総数は横ばいか減少しているものの,放火自殺等を除いても依然として1,300名ほどの方が亡くなられている。従来から,住宅火災において死者が発生する割合が高く,特に高齢者の占める割合が高くなっているのが特徴である。平成23年6月までに全国で住宅用火災警報器の設置が義務付けられたが,その効果は今後期待されるところである。火災における主な死因が一酸化炭素中毒・窒息,火傷であることから,熱や煙に暴露されることへの有効な対策ができていないことがわかる。これらの対策を考える上では,加害側の火災時の可燃物の燃焼ガスの生成のほかに受害側の人体の反応を理解した上で,火災時の煙性状や燃焼ガスの毒性について,さらに検討を進める必要がある。

本講演討論会では,死者の発生した最近の火災の特徴や,火災で人が亡くなるということについて,被害を受ける人体の反応に関する知見,火災時の燃焼ガスの発生側の情報や消防活動上の問題点を報告し,火災による死者低減につなげるための討論を行う。

- 記 –

日 時 : 平成24年1月25日(水) 13:00~16:30

会 場 : 「文京シビックホール」(東京都文京区春日1-16-21)

参加費 : 無料(ただし、テキスト代1,000円)

申 込 : 当日受付

※最新の情報は適宜ご確認ください

プログラム等の詳細はこちらをクリック → 平成23年度講演討論会開催案内.PDF

(火災誌12月号でもお知らせします。)

ポスターはこちらからダウンロードできます。 → 平成23年度講演討論会ポスター.PDF

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